アーカイブス 幻に終わった河豚(ふぐ)計画 大日本帝国によるナチス・ドイツのユダヤ人迫害から救出計画(1)

  • 2020.05.03 Sunday
  • 20:42

メールニュースNo.58 幻に終わった河豚(ふぐ)計画 大日本帝国によるナチス・ドイツのユダヤ人迫害から救出計画(1)

 

長崎に原爆が投下されてから70年経ちました。
未だ癒えない心身の傷を抱え、被爆した方々も減り続ける中、私は歴史学者でない以上、おのずと知識に限界があります。
日本国の加害と被害の双方から、改めて先の戦争は何だったのか、避けることができなかったのかと考える日としています。

歴史にIF(イフ =「もし」)はない言われています。過去に対して「もし、あのときこうすれば」という後付けはいくらでもできますが、同じあやまちを繰り返さないために、客観的な情報を入手しつつ、感情論でなく理性的に批評していくことが大切だと考え

ています。

 

日本がアメリカと戦争になる前に、すでに中国と泥沼の戦争に入っていました。
日本の中国侵略に対して、アメリカは様々な経済制裁を日本に科したので、日本は経済的にも国民生活も追い詰められていきました。

 

日本の軍人や政府職員、民間企業の一部の人々によって、ナチス・ドイツの迫害によって行き場のないユダヤ人を、満州(現在の中国北部)に大量移住させて、「ユダヤ満州共和国」を計画しました。
それによって、アメリカに根を下ろしたユダヤ人財閥を満州開発に資本を招き入れようとしました。
そうすれば、アメリカ経済に影響力を持つ彼らがアメリカ政府にとりなしてくれれば、日本に対する頑(かたくな)な態度を和らげることで険悪(けんあく)な日米関係を直せるのではと期待したのでした。

 

河豚(ふぐ)料理はおいしいが、毒にあたると死ぬことから、同じようにこの計画も当たればユダヤ人保護とアメリカとの対決を避けたうえに、経済的にもプラスだが、失敗したら損害が大きいと意味で、「河豚計画」と呼ばれたそうです。
関係者の子孫のお話がネット上でも閲覧でき、もし成功したら太平洋戦争も起こらなかっただろうと述べています。

 

日本はナチス・ドイツと同盟を結んだ戦犯国として今でも槍玉に挙げられますが、東アジア諸国対する加害は別として、日本が国策国家単位でユダヤ民族を迫害したことはなく、逆にユダヤ人迫害を求めてきたナチスの要請を蹴ってまでユダヤ人を保護したこと は知られていません。

 

6千人のユダヤ難民の日本通過ビザを発行した杉原 千畝(すぎはら ちうね)氏以外にも、ユダヤ人保護に尽くした日本人もいましたが、あまり知られていませんでした。

 

それでも、最近ではブリッジス・フォー・ピース.ジャパンの機関紙『月刊オリーブライフ2015年8月号』で、『ユダヤ人の命を救った義人−樋口季一郎陸軍中将』のタイトルで特集が組まれるなど、埋もれた歴史に再び光が当てられるようになりました。

でも、残念なことに、人間の世界では事実を曲げて外交戦争の道具に使おうとするなど、罪深い現実が存在しているのにはため息をつかざるを得ません。

 

以下は

 

産経新聞 2015年(平成27年)8月9日 日曜日 配信、

『【歴史戦】中国、上海ユダヤ難民資料を記憶遺産申請へ 旧日本軍が保護の史実を隠蔽 「抗日戦勝70年」の一環に』

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%90%E6%AD%B4%E5%

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81%AB/ar-BBlxRnA 

 

から引用。

 

ここから全文引用。

 

【歴史戦】中国、上海ユダヤ難民資料を記憶遺産申請へ 旧日本軍が保護の史実を隠蔽 「抗日戦勝70年」の一環に

【上海=河崎真澄】戦前に欧州を追われ、上海に逃れてきた3万人近いユダヤ難民の資料を「世界記憶遺産」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録する申請作業が中国で進んでいることが8日、関係者の話で分かった。

 

ユダヤ難民は旧日本軍が当時、上海北部の日本人居留区に「無国籍難民隔離区」を置いて保護した経緯があるが、中国側はこうした事情をほぼ封印し、「抗日戦争勝利70周年」の一環として、中国がユダヤ人保護に貢献したかのように国際社会にアピールする

考えだ。

 

今回の申請作業を進めているのは、戦時中は摩西会堂(ユダヤ教会)と呼ばれ、現在は上海市虹口区当局が管轄している「上海ユダヤ難民記念館」。

記念館が集めた難民の名簿や遺留品、旧日本軍が管理した隔離区(通称・ユダヤ難民ゲットー)に関する資料、難民から聞き取った証言などをまとめ、中国政府とともに登録を働きかけている。

 

申請作業と並行し、9月3日に北京で大規模な軍事パレードなど一連の抗日戦勝利70周年記念イベントを行うのに合わせ、記念館や「リトルウィーン」と呼ばれたユダヤ難民の住居やダンスホール、カフェなどが立ち並ぶ、当時としては自由を謳歌(おうか)

したエリアの建築物改修を終える予定だ。

 

戦前の上海では、アヘン戦争(1840?42年)を経て英国などが設置した租界や、1937年の日中戦争の後にできた日本人居留区への上陸には必ずしも正式な書類は必要なかった。

 

元駐リトアニア領事代理の杉原千畝(ちうね)氏が人道的な見地から発給し続けた「命のビザ」を手に、日本を経由して、当時は世界でも限られた難民受け入れ地だった上海に向かったユダヤ難民も少なくなかった。

 

42年、ナチス・ドイツが日本に「最終解決」と称してユダヤ難民の殺戮(さつりく)を迫ったが、旧日本軍はこれを拒否。43年に「無国籍難民隔離区」を置き、許可なく域外に出られない制限を加えてナチス・ドイツに説明する一方、ユダヤ人の生命を守っ

た歴史がある。

 

日本がユダヤ難民を保護した理由として、上海社会科学院歴史研究センターの王健副所長は、「旧日本軍がユダヤ難民を当時の満州などに移住させて利用しようとした『河豚(ふぐ)計画』が背景にある」とみている。

中国は昨年6月、「南京事件」と「慰安婦」を世界記憶遺産に登録申請し、日本政府が反発している。

 

以上、引用終了。

 

産経新聞は右よりと言われています。
私個人は、先の戦争を正当化するのでもなく、また右寄りも左寄りの立場でもないことを誤解がないように表明しておきます。

この手柄は、当時尽力した人々に帰するものであって、現中国共産党政府や、日本民族や日本国家を単位として帰するものではないと個人的に考えています。

 

しかし、残念ながら、歴史を改竄(かいざん)して外交戦争のプロパガンダに利用することには不快感を覚えます。

主がモーセに与えた十戒の第9の戒め*「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない」(旧約聖書 出エジプト記20章16節)に違反するものです。

 

国々の外交戦争であろうと、個人的な駆け引きであろうと、偽りによって相手を貶(おとし)めて自分が優位に立とうとも、いずれ主なる神様はすべてを明らかにされます*「神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれる からだ」(旧約聖書 伝道者の書12章14節)。

 

私たちは主の光の前に、影を持たないように努めようではありませんか。

 

*新改訳聖書刊行会 翻訳、新改訳聖書による。

 

2015年8月9日 日曜日配信 

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